零細企業がイノベーションを起こすために!!第1回

変化し続けなきゃ生き残れない
日々、顧問先企業様と接してきて常に新商品・新サービスに挑戦している企業様は伸びて、変化がない企業様は停滞しているように感じます。常にイノベーションを起こす努力を怠ってはならないことを教えられる思いなので、自戒を込めて零細企業がイノベーションを起こすアプローチを数回に分けて書いてみようと思います。
イノベーションって何?
イノベーションという概念を経営に持ち込んだのは、シュンペーターという経済学者だそうですが、イノベーションとは「創造的なアイデアを実行に移すことで企業に新たな利益をもたらす全ての変革」を指します。つまり”新しい価値”を生み出すということです。
既知の知×既知の知
独創的なアイデアとか新しいこととか言われるとすごく難しく感じてしまいます。私も本当に平凡な人間なので、斬新なアイデアとか大の苦手分野です。でもシュンペーターさんは”新しい知とは「既存の知」と別の「既存の知」を組み合わせることで生まれる”と言っています。図で書くとこんな感じです。
横軸の知の深化とは、既に自分が知っている知を磨き上げること、つまり今の自分の事業のレベルアップに励むこと。縦軸の知の探索とは、自分が知らないだけで、既に世には出ている情報を探しに行くことです。
この両方の努力の先にイノベーションはあるんだよとシュンペーター先生は言っているわけです。何だかこれだったら私にもできそうです。
経営者ならば誰しも「知の深化」には熱心に取り組みますが、有能な経営者さんはそれに加えてどんなに忙しくても、「知の探索」も頑張っていらっしゃると感じます。
おすすめ「知の探索」法
オンラインセミナーなどが当たり前の時代になったので、昔に比べて知の探索のハードルはずいぶん下がったと感じます。もちろん実際に足を運んで生の現場を見ることが一番の勉強になりますが、なかなか時間もとれないので、私がお勧めの知の探索を一つ紹介します。
わたしは日経新聞の電子版を購読しているのですが、朝刊だけでなく(夕刊も見れますが読んでません・・)日経MJというビジネス専門誌も購読しています。週2回発行されて月額1,000円ちょっとです。
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リアルタイムで何が流行っているのかとか、儲かっている会社は何をやっているのかとか色々載っていて非常に勉強になります。
先日はタピオカで有名なゴンチャさんが特集されていました。「タピオカブームなんてすぐ終わるに決まっているのにこんな事業拡大して無謀だろう」と個人的に思っていたのですが、タピオカブームが完全に収束した今でも経営は絶好調だそうです。自分の不明に恥じ入るばかりですが、とても面白かったですよ。