固定資産税特例などの税制支援が受けられる!先端設備等導入計画策定しませんか?

今回のテーマは、「固定資産税特例などの税制支援が受けられる!先端設備等導入計画策定しませんか?」です。
以下の動画にて、記事の内容を動画でもご覧いただけます。
先端設備等導入計画とは?
生産性向上特別措置法において措置された、 中小企業・小規模事業者等が、設備投資を通じて 労働生産性の向上を図るための計画。 認定を受けた場合は、税制支援などの支援措置を受けることができます。 このたび固定資産税特例が見直しされました。
固定資産税特例措置を受けるには?
(1)対象か確認
条件を満たしているかどうかまずは当事務所まで確認ください。
(2)経営革新等支援機関と先端設備等導入計画を作成 及び、賃上げ表明
(3)市区町村へ計画書を提出
(4)先端設備等導入計画の認定を受ける
固定資産税の特例を受けるためには必ず設備取得をする前に、 先端設備等導入計画の認定を受ける必要があります。
【CHECK!】自治体によって対象が異なる場合があります!
※その他、詳細については各自治体のホームページなどでご確認ください。
令和7年税制改正により2年延長!
(1)生産性の向上や賃上げの促進を図ることを目的とした 固定資産税の特例措置の適用期限が2年延長されます。
(2)賃上げを後押しするため、対象資産が 「雇用者給与等支給額の引上げの方針を位置づけた計画」に基づき 取得する資産に限定されます。
<ポイント>
賃上げ表明が必要となります!
対象者
先端設備等導入計画の認定を受けた中小事業者等
取得時期
現行…令和7年3月31日まで ⇒ 改正案…令和9年3月31日まで
適用要件
年平均の投資利益率が5%以上の投資計画に記載された設備
投資計画は「認定経営革新等支援機関」の確認が必要
対象設備
・機械装置(160万円以上)
・測定工具・検査工具、器具備品(各30万円以上)
・建物附属設備(60万円以上)
※家屋と一体となって効用を果たすものを除く
課税標準
賃上げ1.5%未満
現行:賃上げの有無に関係なく、固定資産税の課税標準を3年間「価格の1/2」
改正:対象外
賃上げ1.5%以上
現行:4年間または5年間「価格の1/3」
改正:3年間「価格の1/2」
賃上げ3%以上
現行:4年間または5年間「価格の1/3」
改正:5年間「価格の1/4」
さいごに
この機会に設備投資を通じて生産性の向上、 賃上げを実施されてはいかがでしょうか?
ぜひ一度ご検討ください。
——————————————————————————————————————————————– 本記事の内容は掲載日時点の税制、情報などに基づいており、その後の税制改正などにより、取扱いが変わることがありますので、ご注意ください。 ——————————————————————————————————————————————–