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事業再構築補助金の公募が開始されました

補助金・助成金

今年度の目玉補助金、「事業再構築補助金」の公募要領が公開されました。
以前の記事「事業再構築補助金の公募が始まります」で概要は説明したのですが、改めて復習してみましょう。
もし少しでもこの補助金にご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、遠慮なくお問い合わせください。

事業再構築補助金とは?

・売上が減少している事業者が対象
・予算は1兆円!!(約7万件の採択を予定しているそうです。)
・中小企業への補助金額は100万円~6,000万円

事業再構築補助金のポイント

・あらゆる業種(医療法人や一般社団法人含む)で申請が可能
建物等も補助対象
・申請前の直近6か月のうち、連続しない「任意の3か月」の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は2020年1~3月)相対月と比較して、10%以上下がっていることが主要件
認定支援機関と一緒に”合理的な”事業計画書を作成しなければならない
・何か”新しいこと”を始めなければならない(既存事業の拡大にかかる経費は対象外。ただしものづくり補助金のような”革新性”は求められないので、”二匹目のどじょう”を狙う取り組みはOK

事業再構築補助金の採択率・難易度は?

ものづくり補助金の採択率は年度によりますが、だいたい50%前後です。そのものづくり補助金と比較して10倍超の予算が計上されており、補助対象者を売上が減少している事業者に限定していることから鑑みて採択率はもう少し高くなると予想しています(あくまで私の予想なので外れたらゴメンナサイ)。また、事業計画書も最大15ページで作成するように要領に記載されています。「えっ、15枚も⁉」と思われる方もいるかもしれませんが、補助金の申請においてこんな高額な補助金額に対して15枚というのは決して多くないです(グラフ・表・写真なども使うので思ったほど文字数は多くなりません)。そういう意味でも取り組みやすい補助金と言えるのではないでしょうか?
ただ補助金の申請書作成にはノウハウが必要で、全くの素人が作ると採択は非常に厳しいものとなります。その点、この補助金は認定支援機関と一緒に作ることが義務付けられているので、ノウハウを持った認定支援機関と一緒に早めに取り組むようにしてください。

今から準備しておくこと

今回の公募の締め切りは4月30日です。「もう間に合わない!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが大丈夫。あと4回の公募が予定されていますので、今から設備投資の検討をはじめても十分間に合います。ただ、どの補助金も早く申請した方が採択率が高くなる傾向がありますし、予算が尽きたら強制終了なので早いに越したことはありません。

GビズIDプライムアカウントの取得

この補助金は電子申請が義務付けられているので、GビズIDプライムアカウントが必要になります。まだアカウントをお持ちでない方は早めに取得してください。現在大変込み合っており、ID発行までに3週間以上かかるようです。
アカウントの発行はこちら

SWOT分析の実施

要領を見ると事業計画書に「強み・弱み、機会・脅威」を記載するように書かれています。これは以前の記事「経営に迷ったら基本に返ってSWOT分析」で解説したSWOT分析をやりなさいということです。これはどの補助金申請でも求められることなのですが、事業計画書は、SWOT分析で自社の強み・課題を洗い出す→自社の強みを生かし課題を解決するための設備投資を行う→その結果収益性が向上する という流れで作成するのがセオリーです。
「具体的に何をするか決まっていないけど、現状を打破するために何かしなければ」と考えていらっしゃる方は、まずはこのSWOT分析から始めてみることをお勧めします。